生駒ジュニアバンド crescendo の練習風景

NPO法人こどもゆめひろばが運営する地域バンド、
生駒ジュニアバンド crescendo(クレッシェンド)。
その名の通り、「だんだん強く、だんだん成長していく」――
そんな願いを込めて名づけられた、小学生だけの吹奏楽団です。
毎週2回、土日と平日の夕方に練習を重ねています。
はじまりの時間
今日の夕方も、子どもたちが元気に会場へやってきました。
「こんにちは!」と挨拶しながら、楽器ケースを抱えて入ってくる姿。
練習場が、少しずつ音で満たされていきます。
小学生だけの吹奏楽団ということもあり、練習はいつもにぎやか。
最初は音を出すのも一苦労だった子どもたちも、少しずつ慣れてきました。
楽器を組み立てる手つきにも、成長が感じられます。
保護者も一緒に、音楽を楽しむ時間


このバンドのもう一つの特徴は、保護者も一緒に音楽を楽しんでいること。
楽器経験のあるお父さん・お母さんが、自分の楽器を持って練習のお手伝いをすることもあります。
横で吹く親の姿に、子どもたちは少し誇らしげ。
ときには、真剣に向き合って一緒に練習する親子の姿も見られます。
「子どもががんばっているから、私ももう少しがんばろうかな」
そんな思いで楽器を手に取る保護者も多く、
音楽を通して“親子の時間”が生まれているのも、このバンドならではの魅力です。
先生の工夫で、学びが楽しくなる
生駒ジュニアバンド crescendo の子どもたちは、全員が今年から楽器を始めた初心者。
指導にあたる橋本先生は、子どもたちのペースに合わせて、丁寧に教えています。
一人ひとりの「できた!」を見逃さず、褒めることを大切にしています。



そして、練習の中にはちょっとした“ごほうびタイム”も。
課題をクリアできた子には、シールのプレゼント!
小さなシールひとつにも、子どもたちは大喜び。
「どのシールにしようかな?」と真剣に選ぶ姿や、
たくさん集めたシールを嬉しそうに見せる笑顔。
そのどれもが、努力の証であり、音楽を続ける原動力になっています。
未来のステージへ向けて
いまはまだ、音を出すこと・指を動かすことに一生懸命な子どもたち。
でも、確実に一歩ずつ成長しています。
橋本先生の温かい指導と、保護者の応援に支えられながら、
子どもたちは少しずつ、自分の音を見つけています。
この子たちが、初めて人前で演奏を披露する日が来るのが、今からとても楽しみです。
その日、きっと「crescendo(だんだん強く)」の名の通り、
会場には子どもたちの成長の音が響きわたることでしょう。
*生駒ジュニアバンド crescendoは、現在定員に達したため、新規のメンバーは募集していません。




2025年10月16日(木)