練習報告 夜ムジカ

10月22日(水)、地域バンド ならムジカ の平日夜の練習、
通称「夜ムジカ」が行われました。

学校が終わって、夕方17時。
スタッフが練習場所に到着すると、
すでに部屋の前で待っていた子どもたちが「待ってました!」と駆け寄ってきました。
その元気な笑顔に迎えられ、自然とこちらの顔もほころびます。
放課後の時間を、音楽を楽しみに過ごしている子どもたちの姿が印象的でした。

平日の練習は、人が少ないので

平日の練習は、学校や習い事の都合で参加できる子どもが少なくなりがちです。
だからこそ、一人ひとりの音をじっくり聴きながら、
基礎練習を丁寧に 行う貴重な時間になっています。

発音、姿勢や呼吸、音程の確認など、音楽の土台を整えることに集中し、
少人数ならではの落ち着いた雰囲気の中で、
互いの音を確かめ合いながら練習が進みました。

音を合わせるたびに、うなずき合う子どもたちの姿から、
仲間との信頼関係の深まりが感じられました。

カメラを向けると、みんな自然と笑顔に

最近では、写真を撮ろうとカメラを向けると、
それぞれが思い思いのポーズをとってくれるようになりました。
「インスタ見てます!」という声も聞こえ、
活動の様子を通して、子どもたち自身も“ならムジカ”を身近に感じているようです。

練習中の真剣な表情と、カメラを向けたときの無邪気な笑顔。
そのギャップもまた、夜ムジカの魅力のひとつです。

成長とともに育つ信頼の輪

練習の前後では、子どもたちが自ら進んで準備や片づけを手伝ってくれます。
楽器を並べたり、譜面台を運んだり――
その手際の良さに、成長と頼もしさを感じる瞬間です。

はじめのころは少し遠慮がちだった子どもたちも、
今ではすっかり打ち解けて、まるで家族のような雰囲気に。
音楽を通して育まれてきた信頼の輪が、夜の練習場をあたたかく包み込んでいました。

「夜ムジカ」は、平日の夜という限られた時間の中で、
子どもたちが自分のペースで音楽を楽しみ、成長できる貴重な場です。

少しずつ音がそろい、笑顔が増えていく――
その積み重ねが、ならムジカの魅力そのもの。
これからも夜の練習場には、子どもたちの笑い声と音楽が響き続けます。

2025年10月22日

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