練習報告 

なら夢鹿BRASS、秋祭り前日のにぎやかな練習風景(9月27日)

9月27日、秋の気配が感じられる夕方。
翌日に控えた「神功秋祭り」での演奏に向けて、なら夢鹿BRASSの子どもたちが集まりました。
こどもゆめひろばが運営するこの地域吹奏楽団には、いくつもの学校から中学生たちが参加しています。
気がつけば、登録メンバーは約40名に! 
回を重ねるごとに、音も仲間もどんどん広がっています。

初対面でも、笑顔でスタート!

椅子取りゲームでアイスブレイク

今日の練習は、まず「椅子取りゲーム」からスタートしました。
学校が違う子たちが多いため、最初はどうしても少し緊張気味。
でも、音楽を奏でる仲間になるためには、まず心の距離を近づけることが大切です。

ゲームが始まると、笑い声と歓声が響きわたり、あっという間に場の空気が温まりました。
最初は遠慮がちだった子も、勝負が進むにつれて本気モードに。
最後の一つの椅子をめぐって、笑顔いっぱいの戦いになりました。
終わるころにはすっかり打ち解け、自然と会話が生まれます。
こうしてできた「つながり」が、そのあとの合奏にも良い影響を与えていきます。

みんなでつくる音 大人も、子どもも、一緒に奏でる

なら夢鹿BRASSの練習風景には、学校の部活とは少し違う特徴があります。
それは、地域の大人たちが一緒に参加し、子どもたちを支えていること。

合奏中、子どもたちのすぐそばで大人のメンバーも楽器を構えています。
「いまのリズムが少し早いかも」「その指づかいはこうだよ」と、すぐにフォローできる距離感。
音を合わせながら教え合い、学び合うその姿はまさに“地域で育てる吹奏楽”です。

つまずいたり、指がわからなくなったりする瞬間もあります。
でも、そばにいる大人が優しく声をかけると、
「もう一回やってみよう」と、子どもたちの顔に笑顔が戻ります。
その繰り返しが、音楽の楽しさを深く教えてくれます。

音が重なるたび、心も近づく

人数が増えた分、合奏ではさまざまな楽器の音が交わります。
トランペットの明るい音、クラリネットの柔らかな響き、打楽器のリズム。
それぞれがバラバラのようでいて、ひとつに溶け合っていく瞬間には、毎回胸が熱くなります。

休憩時間には、「さっきのところ、どう吹いてる?」と自然に相談し合う姿も。
年齢や学校を超えて、音楽を通じて仲間になっていく。
そんな成長の姿が、このバンドの魅力です。

明日の本番へ。音楽が地域をつなぐ力に

秋祭りの本番を前に、子どもたちは少しの緊張とたくさんの期待を胸に練習を終えました。
「明日はうまくできるかな?」「お客さん、たくさん来るかな?」と笑いながら話す子どもたち。
でもその表情はどこか誇らしげです。

なら夢鹿BRASSは、音楽を通して地域の人々と子どもたちがつながる場所。
大人も子どもも、同じ音を奏でながら、互いに支え合っています。

明日の秋祭りでは、そんな“地域のハーモニー”がきっと響き渡ることでしょう。
音楽を愛するすべての人たちの思いが重なり、なら夢鹿BRASSの音がまちに広がる――
そんな一日になることを願っています。

なら夢鹿BRASSでは、新規メンバーを募集しています。

興味のある方や体験練習を希望される方、ホームページからぜひお問い合わせください。

こちらのLINEからでも構いません。

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