遠く宮崎県延岡市からのご訪問
――吹奏楽の地域展開について学びに来られました
10月某日、遠く九州・宮崎県延岡市から、吹奏楽の地域展開について学びたいということで、
4名の皆さまがこどもゆめひろばを訪問されました。
お越しいただいたのは、
延岡市教育委員会 指導主事、
西階中学校 校長先生、
宮崎県吹奏楽連盟 北支部 支部長、
延岡市スポーツ協会 専務理事 の方々です。
延岡市では、地域の中で子どもたちの文化・スポーツ活動を支えていく新しい仕組みづくりを検討されており、
その一環として「吹奏楽の地域移行」に関心を持たれたとのこと。
こどもゆめひろばの活動が、地域の中で音楽を続ける仕組みづくりとして全国的にも注目され、今回の視察につながりました。
“地域で音楽を続ける”という挑戦
当日は、なら夢鹿BRASSの活動内容や、これまでの歩みを紹介しました。
どのようにして地域で吹奏楽団を立ち上げたのか、
保護者や地域の協力をどう得ているのか、
運営にあたって苦労したことや工夫してきた点、
そしてこれからのビジョン――。
「子どもたちが安心して集える場所をつくること」
「音楽を通して人と人をつなげること」
「地域全体で支え合う関係をつくること」
そんな私たちの想いを、率直にお話ししました。
視察に来られた皆さまは熱心にメモを取りながら耳を傾け、
「どこから手をつけていいのか分からない中で、たくさんのヒントをもらえた」
「現場の実践を直接聞けて自信がついた」と感想を話してくださいました。
最後には、「延岡スタイルをつくりたい」と前向きな言葉を残して帰られました。
地域が学び合い、支え合う関係へ
今回の訪問は、私たちにとっても大きな励みになりました。
これまで手探りで進めてきた地域クラブの運営が、
他の地域の方々から「学びたい」と言っていただける段階になったことは、
こどもゆめひろばにとって大きな誇りです。
地域によって状況や課題はさまざまですが、
「子どもたちが安心して音楽を続けられる場を守る」という目的は共通しています。
このように各地での情報交換や連携が広がることで、
全国の子どもたちが地域の中で豊かな経験を積めるようになることを願っています。
こどもゆめひろばでは、今後もこうした視察や意見交換を通して、
地域に根ざしたクラブ活動のあり方を一緒に考えていきたいと思います。
私たちの取り組みに興味をお持ちの方は、どうぞ遠慮なくご連絡ください。
地域がつながり、学び合いながら、子どもたちの笑顔が広がっていく――
その輪を、これからも大切に育てていきます。